こんにちは茶葉丸です🐾
日本一周を夢見て、週末にゆっくりとランニングしてます。東京駅から走り始めて、今回は高野山参拝です。
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【今回の観光スポット】
連休を使って移動している「走って日本一周の旅」。約1年間滞在した和歌山県最後の観光地高野山を参拝してきました。
まずは天井が美しい極楽橋駅からケーブルカーに乗り、高野山駅へ。高野山の総門である大門から弘法大師御廟のある奥の院まで観光しました。壇上伽藍や金剛峰寺、山椒専門店や高野山デジタルミュージアムでのランチも堪能してきました。
今回のルート
天井必見!極楽橋駅
極楽橋駅は南海高野線から高野山ケーブルカーに乗り換える駅です。駅名の由来となった「極楽橋」は俗世(世の中)と聖域(高野山)の境界といわれています。
そのため、極楽橋駅は電車側コンコースを「俗世」、ケーブルカー側コンコースを「聖域」として天井などに装飾を施すなどの演出がされています。
電車側の天井は「はじまりの天井絵巻」として、極楽鳥や高野山ゆかりの動植物などが描かれています。カラフルさに魅了されます。
電車側からケーブルカー側へと続くコンコースは「はじまりのみち」とされていて、俗世=黒から聖域=赤へとグラデーションで色が変わっていきます。
ケーブルカー側コンコースの宝来天井絵とは、しめ縄の代わりに用いられる縁起物の切り絵「宝来」をモチーフにしたもの。赤と白で統一されています。
高野山の総門 大門
まずは高野山の総門、大門の前で記念撮影。現在の建物は1705年に再建され、両サイドに鎮座している金剛力士像は江戸時代中期に造られたものです。
こちらの大迫力の金剛力士像は日本で2番目の大きさといわれています。(日本一は東大寺南大門)
高野山二大聖地 壇上伽藍
壇上伽藍は奥之院とともに高野山の二大聖地との一つとなっています。
中門
入口となる中門には四天王の銅像があります。このうち、持国天・多聞天は1819年に造立された現存する銅像で、増長天・広目天は2015年に新しく造られたものです。胸元をよく見ると広目天の胸にはセミが、増長天にはトンボが止まっています。
広目天は広く見通す目を持つといわれるため、どこまでも声が届くセミによって存在感を示し、「すべてを見ている」ことを表現したそう。また増長天のトンボは前にしか飛ばないため「決して退却しない」という強い意志を示しているそうです。
金堂
中門から中に入ると、正面には金堂があります。この金堂は高野山の総本堂となる重要な場所です。
壇上伽藍には数多くのお堂や塔がありますが、この金堂と根本大塔のみ有料となっていて中を見学することができます。
六角経蔵
金堂に向かって左側にあるのが六角経蔵です。下の方には把手のようなものがついていて、一周回せば一切経を一通り読んだのと同じ徳を得るそうです。一人で回すと結構重いです。
西塔
西塔は空海による伽藍建立計画案である御図記(ごずき)に基づき887年に建立されました。現在の塔は、1834年に再建されたものです。
高野山デジタルミュージアムのVRシアターでは非公開となっている西塔の内部を見ることができます。壇上伽藍に行く際にはぜひ立ち寄ってみてください。
三鈷の松
見逃してしまいそうな松の木ですが、「三鈷の松」として有名なので必見です!
案内板によると。。。
大同元年(806年)、弘法大師が塔から帰国される際、日本で密教を広めるのにふさわしい聖地を求めて、明州の港から密教法具である「三鈷杵(さんこしょ)」を投げました。帰国後、その三鈷杵を探し求めると、この松の木にかかっていました。
こうして高野山は真言密教の道場として開かれることとなりました。以降、この松の木は「三鈷の松」と呼ばれ広く信仰を集めています。
普通、松の葉は2葉か5葉ですが、「三鈷の松」は密教法具の三鈷杵のように3葉になっているのが特徴です。
3つに分かれた松の葉を見つけるとご利益があるといわれているため、多くの人がしゃがみこんで探しています。これは絶対見つけたい!と思って探していたところ。。。
見つけました!!松の木周りは人がたくさんいるので、ちょっと離れたところがねらい目です。
根本大塔
最後は壇上伽藍のメインともいえる根本大塔です。816年の高野山開創のころより着手し、887年頃完成しました。現在の建物は1937年の再建で、外壁塗り替えは1996年に行われました。50mの高さがあり、鮮やかな朱色はとても絵になります。
名称 | 壇上伽藍 |
住所 | 和歌山県伊都郡高野町高野山152 |
拝観料 | 金堂・根本大塔: 中学生以上500円 小学生以下無料 |
拝観時間 | 金堂・根本大塔:8:30~17:00 |
自分で作るこうやくん最中
ランチは前日にVRシアターを鑑賞した高野山デジタルミュージアム内のcafé雫でいただくことにしました。写真に載っていたフードメニューの3種類を注文です。
高野山 精進カレーは野菜たっぷりで優しいお味。高野山名物ごま豆腐もついてきます。黒蜜&きなこの甘いタイプで、もちもちしておいしい。
精進茶漬けは梅・たくあん・お麩・青菜で色とりどり、お出汁をたっぷりかけていただきます。3種の小鉢とごま豆腐付きです。
デザートは自分で作るこうやくん最中です。白玉・抹茶アイス・あんこ・求肥をこうやくん最中に乗せていただきます。
笑顔で見つめられると食べにくい。。。
おしゃれで美味しいお店。おすすめです!
名称 | café雫(高野山デジタルミュージアム内) |
住所 | 和歌山県伊都郡高野町高野山360 |
営業日 | 3~12月無休 1~2月 不定休 |
営業時間 | 10:00~17:00(フードL.O.16:00) |
金剛峯寺
パンフレットによると『金剛峯寺は弘法大師が「金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経」にもとづいて名づけられた高野山の総称です。』とのことです。む、むずかしい。。。
表門から入ってすぐの大玄関です。歴史を感じる建造物ですが、もともとの建物は火災で焼失したため、1863年に再建されたものです。右側の拝観受付より入場します。
内部は写真撮影もOKです(襖絵の撮影は禁止)。奥の院霊木の高野杉や三鈷杵などが展示されています。
美しい庭園は蟠龍庭(ばんりゅうてい)といい、国内最大級の規模を誇っています。雲海の中で向かって左に雄、右に雌の一対の龍が向かい合い、奥殿を守っているように表現されています。
こちらの広いスペースは台所です。柱や梁は煤で黒くなっています。
江戸期以降、実際に大勢の僧侶の食事を賄ってきた場所だそうで、かまどは現在でも重要行事の際に使用されています。
名称 | 金剛峯寺 |
住所 | 和歌山県伊都郡高野町高野山132 |
拝観料 | 中学生以上 1,000円 小学生以下 300円 |
拝観時間 | 8:30~17:00(受付16:30迄) |
生産量日本一!山椒専門店
奥の院に向かう途中に綺麗な外観のお店があったので見てみると、山椒の専門店でした。和歌山県が生産量日本一だそうです。
緑を基調としたナチュラルな内装です。商品を見ていたら「お好きなスパイスをかけて召し上がってください」とお出汁の試飲をいただきました。
ゆず一味・七味などもありましたが、ここはやっぱり山椒。パウダー状の粉末で香りが高くてとっても美味しい!お土産に買って帰りましたが、いろいろな料理に使えて便利です。
名称 | 高野山 平野清椒庵 |
住所 | 和歌山県伊都郡高野町高野山733 |
営業日 | 月曜定休 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
かさ國のくるみ餅&やきもち
高野山名物で有名な看板メニューの「みろく石」を販売しているみろく石本舗かさ國です。
食べ歩きにやきもちとくるみ餅を購入しました。やきもちはちょうどいい甘さのあんとお餅が相性抜群です。
くるみ餅は柔らかいお餅にくるみが入っていて、きな粉をまぶしてあります。間違いない美味しさです。
名称 | みろく石本舗 かさ國 |
住所 | 和歌山県伊都郡高野町高野山764 |
営業日 | 不定休 |
営業時間 | 8:00~17:00 |
奥の院
いよいよ空海が永遠の瞑想へ入ったと伝わる弘法大師御廟のある奥の院へ向かいます。一の橋を渡り、杉の木がそびえたつ参道を歩いていきます。
中の橋を渡ったところにある汗かき地蔵です。人々の犯した罪の苦しみを受け、そのために汗を流していることから名づけられました。
汗かき地蔵の隣には姿見の井戸があります。この井戸をのぞき込んで自分の影が映らなければ三年以内に亡くなってしまう(!)という怖い言い伝えがあります。
のぞいてみた?
いや~。急いでたからさ💦
チキンだな🐔
メジロです。。。💧
また、姿見の井戸を超えたところにある、この緩やかな階段は覚鑁坂(かくばんざか)といい、ここで転ぶと三年以内に命を落とすという言い伝えがあるそうです。転ばないよう気をつけて進みます👣
この奥の院への参道の両側には歴史上の人物の供養塔がならびます。織田信長や豊臣秀吉の供養塔もありました。
一の橋から2kmほどで御廟橋にたどり着きました。ここから先は撮影禁止となっています。このあと弘法大師御廟でお祈りをし、灯篭が奉納されている灯篭堂を拝観してきました。とても貴重な体験でした。
ゴール:橋本駅
帰りは来たときと同じように京大阪道〜帰ります。登りも大変でしたが、下りはもっと大変!しばらく筋肉痛に見舞われました。
ゴールは橋本駅。長かった和歌山県の旅、最後の駅に到着しました。次回から奈良県編に入ります~。
奈良県も楽しみ💕
最後までご覧いただきありがとうございました。
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