本情報
- 城名:鬼ノ城(きのじょう)
- 別名:鬼城山(きのじょうさん)
- 城地種類:山城
- 築城者:不明(大和朝廷が有力)
- 住所:岡山県総社市
- 交通:JR吉備線「服部」駅 から約5kmの坂道

マップ

鬼ノ城
鬼ノ城は、岡山県総社市にある古代山城です。
西暦670年代後半に築かれたとされ、鬼城山(きのじょうざん:標高397m)の山頂に位置するため、眺望が素晴らしく、周囲の山々や平野を一望できます。



桃太郎伝説
桃太郎伝説とは、川で流れてきた大きな桃の中から現れた桃太郎という少年が、動物の仲間(犬、猿、キジ)とともに鬼退治をするお話です。🍑
ヽ(´o`;桃太郎は知ってるよ。
岡山県はこの伝説と深く関わっており、鬼ノ城は鬼退治に出てくる鬼の棲みかとも言われてます。



吉備津彦神社にまつわる伝説
鬼ノ城の南東15kmに吉備津彦神社があり、この吉備津彦神社には鬼伝説があります。鬼伝説についてもご紹介します。👹
昔々、吉備という場所に温羅(うら)という悪い鬼が住んでいました。温羅は人々にたくさんの悪いことをして困らせていました。そこで、吉備津彦命(きびつひこのみこと)という勇敢な王子が温羅を倒すためにやってきました。



吉備津彦命は弓矢の名手でしたが、温羅は巨大な岩を投げて矢をすべて防ぎました。それでも、吉備津彦命は二本の矢を同時に放ち、そのうちの一本が温羅の目に命中しました。温羅の目から流れた血が川となり、「血水川(ちすいがわ)」と呼ばれるようになりました。



温羅は逃げるために鯉(こい)に変身しましたが、吉備津彦命も鵜(う)に変身して追いかけ、最終的に温羅を捕まえました。
どうせならメジロに変身してほしい。


これが、吉備津神社に伝わる温羅と吉備津彦命の伝説です。
この温羅の居城が鬼ノ城で、吉備津彦命が桃太郎のモデルとなったとされています。


日本100名城スタンプ
鬼城山ビジターセンターにあります。
自動販売機や休憩室があり登山で疲れた体を休める事ができます。


感想
鬼ノ城は山頂一帯2.8kmにわたって鉢巻状にに取り囲んでおり、歩いて一周することができます。東西南北に門を構え、水門跡や鍛治工房跡を見る事ができます。
茶葉丸も一周してみましたが、西門や景色などとても良かったです。オススメです。
