基本情報
- 城名:洲本城(すもとじょう)
- 別名:三熊城(みくまじょう)
- 城地種類:平山城
- 築城者:安宅氏
- 住所:兵庫県洲本市
- 交通:JR神戸線「三ノ宮」駅 高速バスで約1時間30分「洲本高速バスセンター」下車徒歩約40分
マップ
洲本城
洲本城は淡路島の洲本市にある標高133mの三熊山(みくまやま)の山頂部にあり、1526年(大永6年)に安宅氏(あたぎし)が築城しました。
安宅氏は、紀伊国周辺(現在の和歌山県周辺)を拠点とした淡路水軍を率いた一族で、
大阪湾、瀬戸内海の開城交通の確保という重要な任務を帯びていました。
洲本城には東西2個所に登り石垣が築かれてます。登り石垣とは山麓から山頂に向かって縦に築かれる石垣のことで、横の敵兵の行き来を防ぐ狙いがあります。登り石垣が見られる城は日本で5城だけで、通常はスロープ状ですが、洲本城は日本で唯一、階段状に築かれているのが特徴です。
天守閣
洲本城はその後羽柴秀吉に攻められ、1585年(天正13年)に羽柴秀吉の家臣だった脇坂安治(わきさかやすはる)が城主となり、城全体に石垣を用いた「総石垣の城」として改修されました。
石垣の石は、ここ三熊山で取れた石じゃぞ
天守は模擬天守となってます。模擬天守とは、もともと天守が存在しなかった城に後から勝手に作った、もしくは史実と大きく異なる形で再建された天守のことです。
その為、少しがっかり感のあります。模擬天守は昭和天皇の即位式を記念して建設されました。
うわぁ-すごい景色
この景色は、沢山のお城を見てきた茶葉丸でも唸るほど、素晴らしい景色でした。
ぜひ晴れた日に訪れてください。
西ノ丸
西ノ丸には小石が点在しており、石切場(いしきりば:石垣の石を加工した場所)であった歴史を感じます。茶葉丸はこの西ノ丸から見る天守が一番好きです。
東ノ丸
海の景色を見たいなら俄然東ノ丸です。さえぎるものもなく海を一望することができます。こちらには巨石がゴロゴロ転がってます。
南ノ丸
神秘的な雰囲気が漂う場所で、マニアには人気スポットとのこと。南からの侵入を阻む拠点となってます。
感想
淡路島で唯一続日本100名城に選ばれているお城です。模擬天守じゃなかったら、続じゃなく日本100名城に選ばれても良いくらい石垣が立派なお城です。
淡路島を眺める景色を見に、是非洲本城に訪れてみてください。